
減塩から無塩調理へ
お塩をふらない、新しいおいしさのカタチ。減塩から無塩へ
1. なぜ、これまでの「減塩」は優しくなかったのでしょうか?
「血圧や体のために、お塩を控えましょう」 医療の現場や予防医学でずっと言われ続けてきた言葉です。しかし、これまでの減塩の多くは、単に「お醤油を減らす」「味付けを薄くして、我慢する」というアプローチになりがちでした。
これまでの方法では、毎日の食卓から一番大切な「美味しいね」という喜びや、心が満たされる幸福感が失われてしまいます。いくら体に良くても、我慢を強いるものは長く続けることができません。私たちが目指すのは、我慢ではなく、心が自然と「嬉しい」と感じる新しい食生活です。
2. 小さじ1杯=約5g。まずは調味料を計ることから
無塩のやさしいお料理を始めるために、最初におすすめしたいのが、感覚で味付けをすることをやめて、一度きっちり「計量」をしてみることです。
たとえば、お塩小さじ1杯は重さにすると約5gです。実は、私たちが毎日何気なく使っている身近な調味料には、大さじ1杯(15ml)あたり、以下のような多くの塩分が含まれています。
- 薄口しょうゆ:約2.9g (実は濃口より少し高めです)
- 濃口しょうゆ:約2.6g
- 和風だしの素(小さじ1):約2.0g〜2.5g
お料理の最後に「なんとなく」回しかけるひとしずくが、気づかないうちにカラダへの負担を増やしていることがあります。まずは、小さじ1杯の重みを知ること。この小さな自覚こそが、お塩に頼らない健やかな毎日の、確かな土台になってくれます。
3. お塩がなくても大満足できる「美味しさの設計図」
私たちが提案する「無塩調理」は、お塩を敵にして無理やり取り除くお食事ではありません。お醤油や味噌などの塩味調味料を使わない代わりに、お料理を構成する「旨み・酸味・香り・食感・温度」という要素をていねいに重ね合わせ、食材本来の美味しさを最大限に引き出す技術です。
- 引き立てあう「旨みの重なり」 昆布や鰹節、干し椎茸など、異なる旨みを掛け合わせることで、私たちの舌は塩気がなくても深いコクと満足感を感じられるようになります。
- お料理をキリッと引き締める「酸味」 レモンやゆずなどの柑橘類の果汁、まろやかなお酢を仕上げに少し加えることで、お料理全体の輪郭がはっきりと引き締まります。酸味はお口の中を潤し、素材の味わいをより鮮明に伝えてくれます。
- 脳に幸せを届ける「豊かな香り」 優しく香るハーブやスパイス、にんにくや生姜などの香味野菜、香ばしいごまやナッツ。これらをお料理にまとうことで、お塩を増やす代わりに「香りのレイヤー(層)」が、一口ごとに豊かな余韻を生み出してくれます。
4. 1日1食から。味覚を耕し、カラダを整える
濃いお醤油や塩味に慣れてしまった舌は、本来のセンサー(味蕾)が少し眠ってしまっているだけの状態です。 お塩の強い刺激から少しだけ距離を置いてみると、私たちの舌は驚くほど早く(数日から1週間ほどで)、お野菜本来の優しい甘みや、お魚の繊細な旨みをしっかりと感知できるピュアな感度を取り戻します。
当協会では、すべての食事をずっと完璧に制限するような、無理のある暮らしは推奨していません。 まずは「1日のうち、どれか1食だけを完全に塩分を使わない無塩のお食事にしてみる」※4という、心地よく続けられるメリハリを提案しています。
お塩を引く代わりに、新鮮な旬の野菜や海藻に多く含まれる「カリウム※3」を積極的に補給する。この優しい引き算と足し算によって、カラダは本来の軽やかで心地よいバランスを自然と取り戻していきます。
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- ※1(世界保健機関の推奨基準について) 世界保健機関(WHO)のガイドラインが定める、成人の1日の食塩摂取目標値「5.0g未満」に基づいています。
- 参照元:『無塩普及推進協会 公式サイト』および『Instagram投稿原稿/基礎編』
- 参照元:『無塩普及推進協会 公式サイト』および『Instagram投稿原稿/基礎編』
- ※2(当協会のメディア実績について) NHK『ニュース7』やTBSテレビなどの報道番組において、当協会の無塩レシピや、予防医学に基づいた学術的なアプローチが広く紹介された実績を指します。
- 参照元:公式サイト『ニュース | 無塩普及推進協会』
- ※3(カリウムの働きについて) カリウムは、体内の余分なナトリウム(お塩)の排出を助けてくれる、健やかな循環に欠かせない大切なミネラルです。
- 参照元:当協会テキスト『Instagram投稿原稿/基礎編』(カリウムとナトリウムのミネラルバランス項目)
- 参照元:当協会テキスト『Instagram投稿原稿/基礎編』(カリウムとナトリウムのミネラルバランス項目)
- ※4(1日1食の無塩習慣について) 「1日1食の無塩」を取り入れることで、我慢することなく味覚を耕し、カラダを整える当協会独自の食事設計です。

